感性医療

2022.03.07

天命使命にこだわりすぎない

【天命使命にこだわりすぎない】
 

49歳、乳がんの方。
抗癌剤後に手術をすれば助かるステージなのですが、ボソっとこのように呟かれました。
 

「私はもう死んでもいいかな」 

 

やりたいことは全てやり尽くしてきた。
生活に困らない貯蓄はある。
自分の会社はそれなりの会社で安泰。
死については仏教を学び、自分の死生観も持っているので怖くない。

 

そして、
自分のことはどうでもいい。
14歳の娘のために生きている。
あとは友達と過ごす時間が幸せだから、それが生きがいですと話されました😅 

 

まだ49歳でこれからまだまだ人生は長いはずなのに、何か勿体ないですね🥺

何か心の奥に違和感があったので、しばらく傾聴していたのですが、本人は本当に幸せそうなのです。
うーん、でもなぁ。

 

そこで、私はハッとしました。

 

あ、ジャッジしてる?

 

私は勝手に天命使命に沿って生きることが幸せであり、目的がないとダメと思い込んでいたことに気付いたのです😅だから、根掘り葉掘り聞いてしまいました。ただ幸せを感じるのは本当の幸せではないと思い込んでいたのでしょう。

 

天命使命に気づいて、それに沿って生きている人も、まだ天命使命に気づかなくても日常が幸せに満ちている人。どちらも幸せだろうし、きっと、入り混じるんだろうな。時期もあるだろうし。
 

きっとこの方も今は休憩の時期なのかもしれません。またいつか命を燃やしたくなるものに出会うことでしょう。
 

と書いていたら、地下鉄名城線で1メートル先にいた赤いコートの30代の女性が私を睨みつけてきて、僕の足を踏みつけて出て行きました😅
えっ?
何かした????
めちゃくちゃ怖い😭 

 

悔しいので、悔しがっている千晃の写真を載せます。

 

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