感性医療

2022.05.29

【あがいた先にあるもの】


何人かの大切な人の人生が動き始めている。
現代医学では難しい。

ある能力者は人間の寿命はある程度決まっているという。保江邦夫先生も同じような見解だ。

そんな話を聞くと、助かりたい、助けたいという人間の行為は徒労に終わるのかと無力感に苛まれる。

でも、歩き瞑想をしていて気づいた。
悪い展開をイメージして、自分達が勝手に寿命を想像しているだけなのだと。

大いなる存在は、人間があがいて生きようとすることも含めて寿命として設定しているのかもしれない。

ある程度、達観して治療を諦めた結果も寿命だし、最後まであがき続けた結果も寿命。

その結果は誰もわからない。

大切なことは、この瞬間に何を選択するかだ。

僕はその人達の乗っているバスに乗って、同じ光景を眺めて揺られながら、どこに向かうのかを一緒に見ていこうと思う。

そして、あがいた先にあるその世界を抱きしめたい。

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