感性医療

2024.04.16

【奥さんの小言が認知症の予防薬?】


いつも診察室で言い合いになる老夫婦。

奥さんの声が大きく、
一方的に喋り続けて、
しだいに旦那さんはダンマリ。

さぞかし旦那さんはストレスが溜まり、
そのせいで糖尿病のコントロールが悪いのかな?
と思い、自律神経脳波を計測してみると….

意外なことに、
奥さんからの小言の話になっても
穏やかな副交感神経が優位でした😳

交感神経も刺激されていい感じ。

逆に
奥さんのマシンガントークと小言がないと、
自律神経はおとなし過ぎて、
もともとある認知症が進行しそうでした😅
(副交感神経優位の低エネルギー)

 
セッションの最後に旦那さんが
奥さんの小言に対してぼそっと、
こう言いました。

「刺激になっていい」

この言葉を聞いて
びっくりしました!😅
 
もしかしたら、
奥さんの小言やマシンガントークがなければ、
旦那さんにとっては刺激が少なくて
認知症が進行すると感じているのかもしれません。

この夫婦の言い争いは、
周りが思うほど、本人達にとって不快ではなく、
必要なことをしているだけなんですね。

こんな夫婦の在り方もあるんだと勉強になりました。

次回の診察からは
温かく見守ることにします。

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