感性医療

2022.01.25

僕の夢見る世界②〜医師から提案する時代〜

僕は外科医の時に、がんの診断をして告知もしてきました。動揺して取り乱す人もいましたし、血の気が引いて倒れそうになる人もいました。人生を大きく変える出来事なので当然のことです。

その告知の時、僕は1日でも早く手術日を抑えて、早く手術で取り切って上げることが最重要と考えていました。

今でも多くの医師は同じ気持ちでしょう。

でも、自分ががんになって初めて知ったのですが、心が置き去りにされてしまいます。

砕け落ちた心の修復のお手伝いを医師はしてくれません。そんな時間の余裕もないのです。

本当はそんな時にこそ、心を大切に扱って欲しいのですが、医師は医師なりに手術を早急に準備するという行為で患者に対する愛を表現しています。

そこで、僕はこんな未来にしたいと思うようになりました。

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がんと診断して告知をする時には、主治医からカウンセリングも勧める世の中に。

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自分が心のケアをする時間がなければ、プロのカウンセラーを紹介して橋渡しをすればいいのです。

このような世界になったら、どれだけの患者さんが救われるでしょう。

そのためには、心の医療である感性医療を広げていくことが必要だ。もと外科医の医師ががんになったからこそ、初めて気づいた世界。

きっと共感してくれる医療者が出てくるはずだ。

いつか同じ目線で歩んで行こうとしてくれる医師と巡りあいたい。一緒に愛知で感性医療、波動医療、先端医療に取り組みたい。いつか会えるはずだ。僕は先に開業して待っている。

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