感性医療

2022.01.29

私は悩むことがないんです。

本人も気づいていない無意識が影響していることがよくあります。実際に言葉に出している内容も本当なのかわかりません。本人もよくわかっていないようです。本当の自分とは何なのでしょう?

ただ、患者さん自身が探求したい、気づきたいという気持ちがない限り、あまり深入りしない方が無難なようです。本人は必死になって鎧で防御した結果なのかもしれませんから。

以下はFacebookであげた内容です。

【私は悩むことがないんです。】
若くしてがんになった方は、とても性格が良い人が多いです🥺人を傷つけないように自分を我慢して生きてきたからでしょうか、その歪みが身体に病気という形で現れてしまうようです。

ある若い女性は、友人が期待した言葉を言ってあげられなかったと嘆いて、毎日、お風呂で30分も自分を責め続けていました。その方は子宮がんと自己免疫性疾患を発症しました。

ある若い男性は、いつも診察の時に私に気を使って、「僕なんかのために時間を割いてくれて、本当に申し訳ないです。」と言ってきます。

若いがんの方は、なんとなく、自分を蔑ろにして、意識を自分ではなく他人に向けて、自分の魅力や価値に気づかずに、自己否定、自己価値の低下に拍車をかけていく人が多いのかもしれません🥲

メチャクチャ辛いです🥺

よくわかります。
自分もそうでしたから😅


でも、なかには「私は悩むことがないんです。」という方もいます。

話を聞くと、夫婦や友人関係も職場での人間関係も良好。一晩寝ると嫌なことも忘れてしまう。ストレスもほとんど感じないそうです。

羨ましい🤣

でも何か違和感を感じます。

というのも、明美ちゃんのLPLで心の学びをしたら、自分がクリアリングされていると言っている人ほど、じつは奥深い所にある問題の根っこが大きいと知ったからです。

きっと、嫌なこと、悲しいこと、不安なこと、などの感情を感じ切る前に、蓋をしてしまうのでしょう。無かったことにするように。

もしかしたら、昔、生きるのが苦しいほど辛い感情を経験されたのかもしれません。

不思議なことにその方は、小さい頃の記憶がないと言っていました。私達は苦しい時期の記憶を無意識のうちに消していることがありますので、何かあったのでしょうか?

ただ、これ以上は深掘りするのはやめました。

今のところ、本人もそれほど困っていないからです。いつの日か、本人が何か話したくなったら、その時にまた話を聞こうと思いました。


ついつい違和感を感じると、自分がなんとかしてあげたいと思い込んでしまいがちですが、前のめりになりすぎないようにバランスをとることが必要ですね😅

話したくなるまで待つ。
話してもいいんだよという場や雰囲気を作る。
少しだけきっかけを作ってあげる。

なかなか繊細だなぁ🥺

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