感性医療

2022.01.29

統合腫瘍治療

2019.7.8の日記です。

この頃は感性医療に気づく前の時期ですね。どの治療を選択するかも大事ですが、どのような気持ちで受けるかも大事なんだと、最近、気付きました。

久しぶりの投稿。
鳥取県の萬先生とSNSで知り合い、ふとfacebookに投稿する気が起きた。萬先生の提唱している「統合腫瘍治療」がしっくりくる。私も西洋医学と東洋医学、免疫治療、その他の治療の垣根を超えて、がん患者にとって本当にいい治療を追求していきたい。

 
統合医療に対する批判はあるものの、医療者は標準治療には限界がある事を認めた上で、患者目線に立って、可能性のある治療を模索するべきであろう。エビデンスはもちろん大事だが、エビデンスだけが全てではない。

 
多くのがんサバイバーの方と接していると、統合医療を取り入れている患者さんの方が、笑顔が多く、元気で生命力に溢れている。一方で副作用に苦しみながら抗癌剤を受けている患者さんには笑顔がない。

 
本当の医療はどこにあるのだろうか?

 
私は「医療の真実」は「医者ががんになった時にどの治療を選ぶのか?」にあると思う。自分ががんになった時にどの治療を受けたいのだろうか?自分の家族ががんになったときはどうしてあげたい?

 
私は標準治療を否定するつもりはない。そのメリットを十分に理解しているからだ。しかし、副作用が強ければ、患者さんの負担を考えて抗癌剤の投与量や投与間隔などを考慮して欲しい。患者さんが受けたい治療を十分なエビデンスがないからといって、頭ごなしに否定しないで欲しい。


本日、「ピンポイント放射線治療」+「無理のない抗癌剤」+「樹状細胞ワクチン療法」+「低用量オプジーボ」を実施している患者様から、PET-CTで癌の消失(CR)の報告を受けた。やはり、自分達の目指している医療は間違っていないと改めて感じた。

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